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植物100% Rainbow Research のヘナ染めをやってみた【iHerb】

iHerbで購入したヘナパウダーで髪をヘナ染めしてみたら、なかなか面白体験だったのでシェアします。

今回使ってみたのは、Rainbow Research(レインボーリサーチ)というメーカーのヘナ。iHerbでたったの700円以下で手に入って、髪の長さにもよりますが何回かは使える量が入っています。コツをつかまないと少し難しかったり、向き不向きがあったりする染め方なので、全員にはおすすめできないけど私はハマりました。

実際にやってみた手順や気をつけるポイントを紹介するので、気になっているけど難しそう〜という人も参考にしてみてください。

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“本物の”ヘナ染めとは【髪を傷めず白髪染めにもよい】

Iherb hennadye 11ヘナ

最近は美容院でも取り入れられているヘナ染め。「ヘナの木」から採れる天然の染料で染める方法で、髪だけでなくタトゥーのような肌染めにも使われます。

よくドラッグストアにもヘナっぽいものが売っていますが、実はあれは全然ヘナ染めではありません。「ヘナの成分が配合されている」だけの商品がほとんど。

本物のヘナ染めは市販のヘアカラーとはまったく別物で、ケミカルなカラー剤のように数十分できれいに染まったりはしません。天然成分100%でできているぶん手間暇はかかりますが、そのぶん髪に刺激がなく傷まなかったり、むしろ髪質を改善してくれたりというメリットもある。

ヘナ染めの特徴は、

  • 白髪やブリーチした髪がよく染まる
  • 天然成分100%なので刺激がない
  • 髪を傷めずむしろツヤを出してくれたりする
  • 染めるのには時間がかかりコツがいる
  • 4〜6週間でだんだん色は落ちていく

という感じ。白髪やブリーチした髪のほか、もとからブロンドヘアーの人など、色素の薄い髪にはカラーが浸透しやすいです。多くの日本人がもつ漆黒の髪はなかなか染まらないので、地毛の状態から髪を染めたいよーという人には向きません。

白髪染めを使わずに自然になじませたい方や、肌が敏感でケミカルなヘアカラーができない方、ブリーチなどのしすぎでこれ以上髪を傷めたくない方にはおすすめ。私はブリーチした部分の色抜けを抑えられるかなと思って使ってみました。

iHerbでたった700円ほどで買えるRainbow Researchのヘナ染め

Iherb hennadye 1レインボーリサーチ

今回使ったのはRainbow Researchというメーカーが出しているこういうヘナ。カラーはiHerb上で8種類あり、ブラウン系以外にはレッド系とブロンドヘア用があります。ミディアムブラウンやダークブラウンはかなり暗めというレビューがあったので、明るめヘアの私はライトブラウンを購入。

Rainbow Research, ヘナ、ヘアカラー&コンディショナー、ライトブラウン、113g(4オンス)

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Rainbow Researchは、1976年に創業してから天然成分のヘアケアを製造してきた、家族経営のメーカー企業だそうです。レインボーなロゴがヒッピーな感じで、いかにも自然由来のものしか使っていない雰囲気が出てますね。

Rainbow Research, ヘナ & ビオチン・ハーバル・シャンプー、 12 液量オンス (360 ml)

created by Rinker

ちなみにRainbow Researchからはシャンプーやコンディショナーも出ています。こちらも使ったことがありますが、無色のヘナが配合されているらしく髪を強くする成分も含むので、髪のコシが強くなった感じがします。ノンシリコンなので、ヘナ染め前後のシャンプーにはこれを併せて使うと相性がよさそうです。

ヘナ染めをする前の準備と必要なもの

Iherb hennadye 3レインボーリサーチライトブラウン

ヘナ染めをする前は、ノンシリコンのシャンプーを使います!シリコン入りのシャンプーだと髪にコーティングがされてしまって、ヘナの成分が浸透するのを妨げてしまうから。シャンプーせず乾いた髪につけてもOKだけど、髪には余計なものが何もついていない状態にしておきます。

用意するものはこちら。

  • ガラスなどの容器
  • 金属・ステンレス以外のスプーン
  • サランラップ
  • 汚れていいシャワーキャップ
  • ヘナを溶くのに使う液体(後述)

ヘナは天然の染料なので、素手でやっても大丈夫。手に色素が付いても洗えば落ちますが、少し沈着することもあるので気になる人はゴム手袋をしましょう。染める前の作業から塗布するまでの工程ぜんぶ、お風呂場でやって洗い流してしまうのがおすすめです。

ヘナをコーヒーや紅茶などで混ぜる【まるで料理】

Iherb hennadye 4ヘナパウダー

ライトブラウンのヘナはこんな感じで抹茶パウダーみたいな色をしています。この粉を溶いていくわけですが、はじめ普通にお湯でやってみたらあまり染まらず、どうやらコーヒーや紅茶を使うと色が濃く出ていいようです。

Iherb hennadye 2コーヒー

計量カップなど注ぎ口のある容器にコーヒーを淹れる。2回目にやったときは出がらしの薄いコーヒーを使ってしまったのですが、ちゃんとこのためにドリップして淹れたほうがいいらしい。

Iherb hennadye 10料理

そして3回目にやったときはこんな感じで、まるで料理みたいな光景になりました。ドリップしたての熱々のコーヒーを少し冷まし、80〜90℃くらいの状態で使います。粉の量はセミロングの髪で容器の半分使うくらいでちょうどいいかと思います。

Iherb hennadye 6溶かす

一気にコーヒーを入れすぎず、少しずつ入れながら溶かしていきます。このとき金属やステンレスの容器などは使わないほうがよく、ガラス瓶やシリコンスプーンなどを使うといい感じです。ヘナはただの植物だし色も残らないので、調理に使うボウルなどでも大丈夫そうです。

Iherb hennadye 7混ぜる

ヘナパウダーはめちゃくちゃよく水分を吸うので、みるみるうちに注いだコーヒーが消えていきます。溶けやすさは完璧。ヨーグルト状のペーストのようになるのが理想です。ちびちび入れながら混ぜていきます。

ヘナを髪に塗り、なじませて、ラップで包んでシャワーキャップ

Iherb hennadye 8泥

混ざったらこんな感じの泥ができるので、手で掬って少しずつ塗っていきます。ケチらずにベッタベタに塗りたくったほうがいいです。髪1本1本にちゃんと泥が付着するように。

溶かすにはコーヒーだけでも十分なのですが、アップルサイダービネガーをスプーン何杯分か含めると浸透率がよくなるようです。髪の乾燥が気になる人は、生卵やオリーブオイルを入れるのもいいとか。そして赤みを出したければルイボスティーがいいとか、ブロンドを明るくするにはカモミールティーがいいとか説明に書いてあります。こうなってくると完全に料理ですね。

髪には素手でつけていって大丈夫ですが、つけたそばから乾燥しまくってゴワゴワになり伸ばしづらくなってくるので、たしかに生卵などを入れると保湿されてスムーズにつけられそうと思いました。(つけた髪の写真はなくてすみません)

染めたい部分にまんべんなく塗り終わったら、しっかりなじませてサランラップで髪ごと頭を包み、上からシャワーキャップをかぶって放置。ここは適当でいいのですが、かなり長い時間置くことになるので、垂れてきたりしないよう固定&カバーしてくとよいです。

ヘナ染めは5時間くらいは放置したほうがいい

ここまでは簡単で時間もかからないけど、実はヘナは塗ったあとが本番。

短くても2時間、できれば4〜5時間くらいは放置したほうが、しっかり染まってくれるようです。私は1回目はお湯で溶いたヘナを塗って2時間経たずに流してしまったのでうまく染まらず、2回目は薄いコーヒーで溶いて3時間ほど放置してみたけど微妙で、3度目の正直で濃いコーヒーで溶いて5時間放置したら、ようやくしっかり染まりました。

Iherb hennadye 9染色後

これは2回目のあとの写真。といってもBefore写真がないとわからないと思うけど、もとはブリーチして色が抜けきった金髪だったのが、落ち着いたベージュまでトーンダウンできました。このあと3回目をやってさらに落ち着いたのでいい感じかと思います。

ヘナ染めは長く放置するほど染まっていくので、本当は一晩とか置いてもいいようです。市販のケミカルな染剤のように傷むことがないので何時間でもいける。しかし寝るとなると付着しないようにするための配慮が大変なので、現実的なのは夜の5時間くらいかな。

長いですが、紅茶でも淹れてお菓子を用意して、映画やドラマを見ながらゆったり過ごすのがおすすめです。ヘナの草っぽい香りに包まれて、なかなかよいリラックスタイムになります。

ヘナの流し方と、染めたあとの注意点

Iherb hennadye 12ヘナ

ヘナを流すときは、シャンプーを使わずにしっかり時間をかけて流してあげます。できれば数日は湯シャンがよく、シャンプーをしないほうが色が定着してくれるようです。

乾かすのもなるべく自然乾燥で。ただ、5時間放置したあとに洗って自然乾燥っていったい何時間かかるのー!て感じなので、私はドライヤーで乾かしました。特に問題はないです。

染めたあと数日は、髪にヘナの香りが残ります。わるくはないけど草原のような香りを身に纏うことになるので、大事な予定の前日にはやめたほうがいいかも。

そしてヘナは、ヘナタトゥーからもわかるように、「やがて落ちる」ものでもあります。Rainbow Researchのヘナ染めは4〜6週間の持続と書いてあるので、だんだん退色してくる。時間をかけたわりに持続しませんが、私の場合はふつうのヘアカラーでもすぐ落ちるので、まあこんなもんかなと思って満足しています。

ヘナ染めは特性を知って生活に溶け込ませればかなりよい

「手軽に短時間で染めたい!」という人には向きませんが、何度かヘナ染めをやってみて、刺さる人には刺さるヘアカラーだなと思いました。

何より植物100%なので、髪にも環境にも負担がまったくないのがいい。いくらでも染め直せるし、かなり安く済む。じんわり染まる感じなので、市販のヘアカラーのように変な染まり方をすることもなく、自然になじむ仕上がりになるのも気に入りました。

白髪の人やブリーチヘアの人など、もとから色素の薄い髪の人が、日頃から取り入れるにはとてもいいと思います。特性をちゃんと知れば市販のヘアカラーとはまったく別物とわかるので、そのうえで活用していくのがよさそうです。

Rainbow Research, ヘナ、ヘアカラー&コンディショナー、ライトブラウン、113g(4オンス)

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他の色も気になるので、また試してみます!

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おわり。

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