あっという間に引っ越して4ヶ月が経ちました。「家」があるのってすばらしいですね。
今までも家(実家)はあったのですが、
- 自分の思いどおりに快適に過ごせて、
- しっかりと「暮らし」を積み上げていける拠点が、
- 活動拠点(都心)からアクセスしやすいところにある
ということのすばらしさがスゴイ。2017年はノマドの真似事をしていましたが、2018年はしっかりと拠点を構えてやっています。
ちょっと時間が経ちすぎたけどその心境とか、去年を通して考えたこととかをまとめます。
Contents
2017年は、少しノマド的に生きてみました
本物のノマドワーカーに怒られかねない、ただのノマドごっこですが……。会社員からフリーランスになったので、暮らし方も働き方も変えてみました。
神奈川の実家を拠点に、フットワーク軽めに
世田谷の家を引き払って、神奈川県の実家に引っ越しました。
実家なら長期で空けても問題なさそうだし、最低限のインフラが整っているので身動きが取りやすそうだなあという甘えた理由です。
日本ではサブレット(短期貸し)も一般的ではないし、「家賃も発生しているのに1ヶ月家を空ける」とかってもったいなくてできないと思ったんですよね。
おかげで一人暮らしのときよりも、旅に出やすくなりました。
地方や雪山、ホステルなどで過ごすことも
神奈川県といっても都心までは2時間ほどかかるところなので、ずっと実家にいたわけではありません。
エアビーやホステルなどを使って都内に泊まったり、地方都市や雪山で過ごす期間もまあまあありました。
海外にもときどき滞在
スリランカ、タイ、マレーシアなどにそれぞれ1〜4週間ほど滞在したり。仕事をもって行ったので、旅先のホステルやカフェで仕事をする、というのもやってみました。
実家にいなかった期間が、1年のトータルで3〜4ヶ月くらいかな?
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私はフリーランスでPRやライターの仕事をしていて、長期間はちょっとむずかしいけど短期なら東京を離れてできる仕事もあります。だからちょこちょこ出かけてみるスタイルでやっていました。
なんとなくノマドワークって向いてるかなって、やってみたかったので。
自分のなかでは、いろいろ新しい発見があったのでよかったかなと思っています。
「ノマドワークは疲れる」という当たり前の事実
しばし真似事をしてみまして、超基本的なことに気づきました。
ノマドワーク疲れる!!
いやー、、よくみんなこんなことしてるなあと。消耗がぱんぱないです。
- 入ったカフェのWi-Fiが遅かった
- イスが固いとか座りづらいとかで全然集中できない
- 移動で体力消耗するので働く気力なくなる
- というか世界が美しすぎて仕事どころじゃない
みたいな感じで、同じ場所にしばらく滞在するとしても、慣れるまでは疲れます。
秋頃に行ったマレーシアでは、後半ずっとエアビーでコンドミニアムを借りて、最上階の絶景の部屋でひたすら仕事をしたりしていました。
ここがかなり快適に「暮らし」をつくることができたので、「家があるってすばらしい」と気づき、日本でも家をちゃんと持とうかなーと思うようになりました。
日本にいても実家だとつい話しちゃったりするので、基本的には都内のカフェとかを点々としながら仕事をしていて。日々けっこう疲れたし、やっぱり家が遠いといろんな可能性潰してるなーとも思うようになりました。
拠点がある。でも拠点じゃなくてもできる。が理想
結論、やっぱり家(拠点)は必要です。
最初にも書いたように、ただ単に「毎日同じ場所で寝られる」とかでは拠点として足りなくて、ルーティンが組めて「暮らし」を積み上げていける環境であることが大事な気がします。
その意味では、実家で借り暮らしは、ちょっと違うのかなと。
家があることのメリット
バックパックひとつで生きていくことも可能だけど、最低限生きていくのと「健康で文化的な生活」をすることは違う。
- 連続した食生活でバランス良く栄養を摂る
- 毎日充分なアイテムを使って肌や身体のケアをする
- ちゃんと服を整えて日々着るものに気を遣う
- 定期的に運動をする環境をつくる
- 同じベッドで安定的な睡眠を確保する
こういう人間の基本的な活動ってすごく大事で、やっぱり「家」があってこそできることだなーと。
旅先に持っていくものはどうしても限られるし、特に女性は身だしなみがテキトーになりますよね。
一時的にはそれでもいいけれど、ベースをしっかり整えておかないと今後の人生に響きそうって思いました。
実際ずーっと旅しながら生きている人とかってケアが疎かになるから、いずれ病気になったりすぐ老けたりしますよね?たぶんですが。
月並みな言葉でいうと「丁寧な暮らし」というやつですが、そういうのを大事にしたいお年頃になってきたのかもしれません。
でも、拠点に依存してはいけない
「丁寧な暮らし」を突き詰めている人のなかには、その拠点や環境に依存してしまう人がいます。旅先にもお気に入りの化粧品をポーチまるごと持っていかないと生きていけない……みたいな。
でもそうはなりたくなくて、常に身軽でいる意識はもっておきたいと思っています。
そこそこ広さがあるからって無駄に家具とか増やしたくないし、モノもなるべく買いたくない。(だから、水回り共有のソーシャルアパートメントに住んでいます。おすすめ)
「バックパックひとつで、いつでもどこにでも行ける」というのはある種スキルだし、そのスキルは失いたくないので、気をつけておきたいところです。
結論:家があるってすばらしい。
ノマド的に生きて「家なし暮らし」をしている人は、ぜひ一度家をもつことのすばらしさを考えてみてほしいと思います。
家選びで大切にすべき心構えとして、私が気をつけているのはこんな感じ。
- 家賃は「人生の必要経費」と捉える
- 「暮らし」は人間の基本だと理解する
- 譲れるところは譲ってミニマルに暮らす
- 暮らしの最低ラインと固定費を上げすぎない
基本の「暮らし」が安定しないといろんなパフォーマンスが落ちるので、家賃は経費というか投資というか、あまり削らないほうがいいのかなーと思いました。
それから、家を持ったからといってたくさんモノを買い込んだり贅沢な暮らしになれてしまうと、フットワークが重くなりますよね……。ミニマルで身軽にしておくのは大切です。
私はしばらく「実家フリーランス」をしていて、実家には感謝しているのですが、「自分の暮らしを積み上げていく感覚」がつくれないのであまり長く住むのはよくないですね。個人の環境によるけど。
ちなみに、引っ越すなら「ギリ神奈川」がめっちゃおすすめ。その理由はまたこんど書きたいと思います。
おわり。