2021年2月、コロナ禍の生活もそろそろ1年が経つというこの時期に、なんと私の10年パスポートの期限が切れました。
極めて個人的なことなのですが、このタイミングで切れるとはなかなか空気読めるなぁと思って感心しています。とくに「更新」というのはなく「新規」で作ることになるらしいので、一旦次の海外渡航予定ができるまでは放置することにしました。
10年……。感慨深いので、ちょっと振り返ってみようと思います。役に立つタイプの記事ではありませんが、このブログには旅情報もいろいろと書いてきたので、ひとまずの締めとしてたまにはこんなのもどうぞ。
2011年2月、20歳のときに10年パスポートを取得

このパスポートを取得したのは、2011年2月。20歳のときですが、これが初めてのパスポートではなく、それまでは紺色の5年パスポートを使っていました。
10代までは5年パスポートしか作ることができなくて、20歳になると10年パスポートの申請ができるようになるんですよね。さっそく作ったみたい。

ピカピカだったパスポートも今ではこんなことに……。ボロボロです。カバーなどは付けず、汚らしい東南アジアとか、バックパッカー宿とかでもこのまま持ち歩いていました。
国によってはお酒を提供するレストランやバーに入店するだけでIDの提示が求められるので、パスポートをIDがわりに毎日持ち歩いていたこともあります。失くしたことは一度もないけど、酔っ払っていたことも多いから危なかった。いろいろと思い出だらけ。
写真は20歳の頃なので若いです。茶髪でふつうの大学生って感じ。自分的にはそこまで写りが悪くなかったことが救いです笑 変な顔だったら10年間苦痛ですね。
このパスポートと共に旅した10年間を振り返る
隠すこともないので、見せられる範囲でスタンプ部分をのせながら、振り返ってみよう。

一番古いのはこのページかな。2011年、東南アジアバックパッカーのときです。ラオスからタイなど、陸路で入国したりもしていました。
これより前にインドにも行っているんだけど、このインドと東南アジアで一気にパスポートが汚れた気がします笑

カナダに1年いたときのビザ(査証)もそのままくっついています。ビザや入国許可証がいるものはパスポートに直に貼られるので、膨らんでいきますね。
カナダのときは毎日パスポートを持ち歩いていたから、この期間でもかなり摩耗した気がします。免許や学生証もなかったから、これがIDだったんですよね。酔っ払いながらパスポートを提示してたのはこの頃。いい1年だった。

スタンプはランダムな場所に押されちゃうから、時系列で振り返るのは無理があることに今気づきました。
このあたりは社会人になって、弾丸で北京とか台湾とかフィリピンとか行ってたときのかな。順番前後するけど、学生ときはヨーロッパも何度か行ってたり、台湾は3回くらい行ったり、ちょこちょこ挟んでいます。スタンプが見当たらない。

このあたりもランダム。出国と帰国のスタンプがいっぱいある。

ミャンマーとかバンコクとか、やっぱり東南アジアが多いです。もはや私は日本の地方都市とかに行くより、東南アジアに行くほうが気持ち的には軽かった。物価安いし、ごはん美味しいし、何かと簡単なシステムだし、とても過ごしやすい。
東南アジアはわりと全部行ったけど、バリ島(インドネシア)に行けなかったのが心残りかな。

マレーシアだけで見開き使ってました。3回かな?クアラルンプールは、会社やめて独立してしばらくして迷走していたときに1ヶ月ほどプチ移住したことがあって、第4くらいの故郷です。ちょうど2017年は旅先情報をアウトプットし始めている頃なので、このブログの原点かも。

キューバに行ったのも思い出深い。このときに行っておいて本当によかったと今思いますね。しばらく海外渡航できないうちに、かなり風景が変わってしまいそう。
最近の渡航はスタンプがなくて寂しい
キューバ以降はオーストラリアに何度か出たり入ったりしているのですが、スタンプがない……。デジタル化が進んで、最近はスタンプ制じゃないんですよね。残念。
10年のうち最後の2年くらいはオーストラリアと日本の行き来だけでした。しばらく滞在していたオーストラリアから帰国して日本に落ち着いたタイミングで、パスポートの期限切れを迎えるのは、なんだか感慨深いです。
旅の見通しも立たないので、パスポートなしの人になります。次に行けるのはいつになって、どこに行くんでしょうね?個人的には、あと数年は気軽な渡航は難しいだろうし、復活してきたとしても航空会社が倒産してたりもするので、行けるとしても以前のような気軽さには戻らないと思っています。
20代のうちにたくさん旅できてよかった。次はそんな話を書こうかと今思いました。
おわり。