スノーボード好きなら一度はやりたい“篭り”のすべて。冬は雪山で暮らそう!

スノーボードをする目的で、がっつりスキー場付近に住み込み、働いたり働かなかったりしながら冬の間じゅう滑り倒す……。

こういうライフスタイルが、「山篭り」から取って「篭り(コモり)」といわれています。日本のスキー&スノーボードシーズンは12〜3月頃なので、最長で約4ヶ月の間“篭り”生活ができます。

「でも4ヶ月って、どこに住んで、何をして、どんな生活なんだろう?仕事はどうするの?どういう人がやってるの?(プロ選手とかじゃないの?)」

雪山が大好きすぎて4回も雪山で年を越している私が、白馬の山奥からこんな疑問にお答えします。

篭りのパターン3種類

篭りには、大きくわけると以下の3つのやり方があります。

  1. リゾートバイト(リゾバ)
  2. 住み込み(居候)
  3. 部屋借り(すごもり)

リゾートバイト(リゾバ)

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稼げる:★★★ フルタイム勤務もあり
滑れる:★☆☆ 基本的には仕事優先
出会える:★★★ 同僚いっぱい
難易度:★☆☆ 初心者向け
おすすめ:★★☆ 学生にはいいかも!

リゾートバイト斡旋会社を通して仕事を探し、派遣契約のようなかたちで働くパターンです。仕事ありきなので稼げるし、同僚たちとの出会いもあるかわりに、滑る時間は限られています。

職種はいろいろで、基本的にはリゾートバイト会社に求人を出すくらいなので、大きなホテルやスキー場直下のお仕事になります。※詳しい職種は追って紹介します

「出会い」「楽しい」を売りにしているだけあって、同僚が多くて寮生活で仲良くなるようなパターンが多いです。個室よりも相部屋率が高く、共同生活が楽しめる人にはおすすめ。

「みんなでワイワイ」が好きな人は、満足するはず!リゾバに限った話はこちらの記事にも詳しく書きました。

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2017年は、10月に入って異例の早さでイエティがオープンして、スキーヤー&ボーダー界隈がざわついていますね…。すでに雪も降っているよう...

リゾートバイトの探し方

リゾートバイトの求人サイトに登録して仕事を探すか、直接面談などをしてもらって自分にあう仕事を紹介してもらいます。おすすめのサイトを紹介しておきます。

リゾートバイト.com

はたらくどっとこむ

とりあえずどんな仕事があるのか面談だけ、ということもできます。

住み込み(居候)

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稼げる:★★☆ 交渉次第だけど安め
滑れる:★★☆ 時間は融通きく
出会える:★★☆ 少人数
難易度:★★☆ 自力で探せる人向け
おすすめ:★★☆ 滑りたい人には!

雪山付近のロッジやペンション、レストランなどを経営している家に、居候させてもらう方法です。

アルバイト中心の生活ではなく、滑りや自由時間を大切にしたい人にはおすすめです。オーナーとの直接交渉になるので融通が効きやすいかわりに、無給か安めのお給料になることが多いです。

ただ、ロッジなどの仕事は日中は忙しくないので、滑りたい人にはぴったりです。食事もまかないが付けてもらえるかもしれません。

居候先の探し方

冬のスキー場では基本的に人が足りていません。よく聞くのはこんな話。

ロッジのオーナー
「誰か冬の間に手伝ってくれる人手はいないかねー?そんなにお給料は出してあげられないけど、空いてる部屋は自由に使ってくれていいし、朝と夜だけ少し手伝ってくれればあとは存分に滑ってくれていいんだけど……」

求人を出すほどでもないので、知り合いやご近所づてで探します。ロッジやペンションなどに飛び込みで電話をかけてみれば、意外と受け入れてくれるところは多いですよ。

部屋借り(すごもり)

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稼げる:★☆☆ バイトするかどうか次第
滑れる:★★★ 過ごし方自由自在
出会える:★★☆ やり方による
難易度:★★★ 慣れてる人向け
おすすめ:★★☆ ガチ滑りなら!

ゲレンデ付近に自分でアパートやシェアハウスを借りて住むスタイルです。ただ住むだけなので、冬までに稼いでお金を貯めておく必要があります。

働く時間すら惜しい!とにかく滑りたい!という人におすすめ。このスタイルでは、食糧や生活用品なども自分で調達することになるので、マイカーがないと厳しいです。家も車もスノーボード好きの仲間数人でシェアできると一番いいと思います。

さすがに滑って遊ぶだけという生活も大変なので、夜は居酒屋などでアルバイトする人も多いようです。スキー場付近だったら仕事は見つかるはず。

部屋借り(すごもり)の探し方

普通の賃貸を探すようにアパートを探しましょう。有名なスノーリゾートであれば、そういう人のためのアパートもあります。最近はAirBnBなどを利用するのも良さそうですね。

どういうやり方にしても、早め早めに(10月くらい)には動き出さないとすぐに埋まってしまいます!

篭り生活でできる仕事内容

Komori 5篭りではどんな仕事ができるのか、知ってるかぎり全部紹介します。北海道や白馬など、大きなスノーリゾートほど仕事も豊富です!

ホテル系 フロント、売店、レストラン、ベッドメイク、裏方など
ゲレンデ系 リフト係、キッズパーク、ゲレンデ整備、駐車場整備、インストラクター
お店系 レンタルショップ、ゲレンデレストラン、個人飲食店
ロッジ系 ロッジ、ペンション、コテージ、民宿などで雑用全般
その他 DJやバンド、イベント開催、ブログやSNSで発信

 

基本的にはスキー客を相手にした接客仕事になりますが、整備系など裏方の業務もあります。冬の雪山には人が集まるので、仕事はたくさんありますね。

北海道や白馬といった有名リゾートだと海外からの観光客が多いので、英語が使えるとさらによいです!英会話の練習にもなります。

篭りのメリット・デメリット

4シーズン経験して思う、篭りのメリットとデメリットをあげてみます。

メリット

  • 思う存分滑って上達できる
  • ただただ楽しい
  • 素敵な出会いがある
  • 非日常が味わえる
  • 自活力がつく
  • 健康的な生活リズムになる
  • お金が貯まる(やり方による)

ゲレンデの近くに住んで好きなだけ滑れるのは一番のメリットですね。

また、どんなやり方で篭っても少なからず素敵な雪山好きとの出会いがあります。篭りで出会ってビジネスパートナーやライフパートナーが見つかるひとも少なくないです。

スノーボードで運動して、食事や睡眠もしっかりとって、きちんと働けば、メリハリのついた生活が送れます。

デメリット

  • 頭を使わなくなる
  • 社会に戻るのが辛つらくなる
  • ずっと雪山にいたくなる
  • 食事がワンパターンになる
  • 飲んだくれになる
  • お金が飛ぶ(やり方による)

フルシーズン篭って病みつきになってしまうと、夏の期間は短期でバイトをしたり離島などのリゾートバイトで繋いでいくフリーター生活になるので、なかなか会社員になるのは難しくなりますね。まあそれでも全然いいと思いますが。。

あと、生活が規則正しくなるとは言いましたが、雪山の人たちはよくお酒を飲みよくタバコを吸います。お酒もタバコも苦手だとつらいかも。。

プチ篭りリピーターの私の経験談

Komori 9私自身はフルシーズンで篭ったことはなくて、1週間〜1ヶ月という短期間の滞在を繰り返しています。

毎日スノーボードに明け暮れられるほど大好きというよりは、雪山という場所そのものが好きなんです。普段から運動もそんなにしないし、ケガしたくない…。言い訳みたいだけど、これが本音です笑

1回目:1週間の年末年始リゾートバイト@越後湯沢

初めての篭りはリゾートバイトでした。派遣会社を通していくつかある中から場所と仕事を探し、応募するかたちです。

  • リゾバ会社が希望にあう仕事を探してくれた
  • ゲレンデ前の大きなホテルのレストラン
  • ホテルの一室で女3人相部屋

20歳くらいでたった一週間程度でしたが、大人数でワイワイと楽しい思い出になりました!

2回目:1ヶ月のレンタルショップ勤務@白馬栂池

もう少し長期間行けたらいいな〜と思いつつ、結局次に行ったのは大学卒業前のタイミング。

  • 初回のリゾバ会社さんからの紹介
  • レンタルショップでのお仕事
  • 契約終了後、お店と直接契約して滞在延長

当初の予定だった2週間がすぎてからも、お店の人と交渉して気づいたら1ヶ月ほど住んでいました。

BARとかによく飲みにいったり、美味しいもの食べたり、ライブに行ったり、スケートパークに行ったり、温泉行ったり、メンバーもいい人ばかりで楽しかったです。

3回目:2週間のレンタルショップ居候@白馬栂池

その3年後、再び同じレンタルショップに戻ります。

  • 社会人で、年末年始の13連休でまるっと篭り
  • お世話になった人に直接連絡して居候
  • 1日3時間だけ手伝って、自由時間たっぷり

こういう言い方はあれですが、忙しい会社員生活だったので今さらバイトする気にはなれなくて、お給料はもらわずに個室と3食を頂く条件でのんびりしてました。

フルで篭もる人ばかりだったので少し寂しかったですが、濃い2週間でした!

4回目:2週間のゲレンデレストラン居候@白馬乗鞍

これを書いている現在です。友人が住んでいたので、居候させて〜〜〜と頼んで住まわせてもらってます。

  • レストランを1日3時間ほど手伝い
  • ワイワイではなくしっぽり
  • パソコン仕事も持ち込んでマイペースに

 

こんな感じで、ちょっとずつ篭って雪山での年越しが4回目になりました。我ながら、年齢や立場、理想のライフスタイルにあわせて毎年最適な方法をとっているな〜と思います。

実際に篭っている人のライフスタイル

Komori 8ではフルシーズン篭っている人はどんな人で、年間通してどんな生活をしているのか……。いくつか例をあげたいと思います。

※実在する人ではありませんが、複数のデータから“いそうな”人物像を創造しました。

篭り初回 / 21歳女性 / 学生

篭り初回 / 21歳女性 / 学生
冬はスノーボード三昧だった学生生活…。3年生になって授業も落ち着いてきたし、春休みにあわせて前からしたかった“篭り”に挑戦してみる!初めてで不安だからリゾバ会社で慎重に決めました!どんな生活がまってるのかな〜!?

 

篭り3シーズン目 / 25歳男性 / フリーター

篭り3シーズン目 / 25歳男性 / フリーター
学生時代に篭ってハマり、なんだかんだ就職もせずに冬は雪山、夏は離島でリゾバ生活。貯金はないけど今生きるためのお金は稼げてるからOK。若いうちはこの生活でいいかな。毎年お世話になってるショップで今年も働かせてもらいます〜!

 

篭り常連 / 34歳男性 / フリーターもとい自営業

篭り常連 / 34歳男性 / フリーターもとい自営業
スノーボード is 人生。もう何回篭ったかわからない…。毎年冬は雪山で過ごすうちに仲間も増えて、すっかり第二の故郷に。自分で飲食店を経営しつつ、夜はBARでライブしたり、イベントやったり、いろいろ面白いことしてたら結婚するの忘れてた!

 

人生いろいろ。本人が楽しんでいることがいちばん大事だな〜という価値観は、雪山から学びました。

まとめ:篭るか迷っている人へ

Komori 1雪山では年齢なんて関係ないと言いたいところですが、フルシーズン篭るのはやっぱり若ければ若いほどいいかなと!

一度篭って楽しければそのままでもいいし、普通に就職したとしても、若い頃につながりを作っておけば私みたいに「短期だけど行こ〜!」ということもやりやすくなります。

リゾートバイトは相談だけなら無料なので、話を聞いてみるとよいかも。

リゾートバイト.com

はたらくどっとこむ

おわり。