Public Relations

こんなときに出せる!プレスリリースの種類【全20パターンまとめ】

起業して間もない経営者や、いきなり広報担当になった!という人は、こんな悩みを抱えやすいと思います。

「うちの会社、プレスリリースとして出せそうなネタがない……。新商品出しました!とかならわかりやすいけど、すぐには予定ないしなあ。それ以外でプレスリリースってどんなときに出せるんだろう?」

プレスリリースは「新情報をメディア向けに発表するための文書」ですが、この「新情報」にもいろいろな種類があります。20パターンのプレスリリースの種類をまとめました。

★プレスリリースについては全10記事以上でまとめていますので、しっかり学びたい人は下記の記事からどうぞ。

手紙のように想いが届く、プレスリリースのすべて【全11記事】広報PRを始める人が最初にぶち当たる壁は、プレスリリースの作成・配信です。 プレスリリースとは、メディアや各ステークホルダーに向け...

プレスリリースの基本

メディアのもとには毎日数百通のプレスリリースが寄せられているといわれています。

プレスリリースには「新情報」が必要といっても、毎日新しい商品やサービスが出せる企業なんてないですよね。モノがなくても、情報はつくれます。

まずは種類を知る前に、プレスリリースの基本的な書き方を抑えておきましょう。書き方については別記事でまとめたので、ご覧ください。

【これが基本】読んでもらえるプレスリリースの書き方メディアのもとには日々何百通ものプレスリリースが届いていて、目を通してもらえるものだけでも一握り。 タイトルやリード文をパッと見て...

 

それでは種類を見ていきますが、目的別に大きくわけて3種類のなかから、全20種類のプレスリリースをあげていきます。

  1. 企業広報目的のプレスリリース
  2. マーケティング目的のプレスリリース
  3. 危機管理目的のプレスリリース

 

①企業広報目的のプレスリリース

企業全体のこと、いわゆる「コーポレート情報」を知らせるためのプレスリリース

一般消費者だけでなく、株主や投資家、取引先、就職先として興味をもっている人など、各関係者に向けたものが多いです。

 

総務・人事情報

オフィス移転や、社内での人事異動、社会に知らせるべき人物の入社、役員交代など、総務や人事関連の新情報を発表。

決算関連

株主や投資家向けに、決算のサマリーをプレスリリースにて発表。

資金調達や資本提携

資金調達や、資本の提携など、金銭面の新しい動きがあったときの発表。

売上や業績の報告

売上いくら突破!何万ダウンロード達成!など、業績好調を発表。

社名やロゴの変更

社名やロゴを変更したとき、その理由や込めた想い、新デザインとともに発表。

サービスやシステムの導入

業務効率化などの目的で、他社が提供するサービスやシステムを導入したことを発表。

CSR発表

CSR(corporate social responsibility=企業の社会的責任)について、新しい取り組みを始めるときや、大きな動きがあったときなどに内容を発表。

社内制度や福利厚生制度

ユニークな内容や社会的注目を得られそうな社内制度や福利厚生制度を実行したとき、その内容を発表。

 

②マーケティング目的のプレスリリース

続いてマーケティング目的のプレスリリース。

これが一番幅広いメディアや消費者に興味をもたれやすく、アイデアの見せどころであり、出す頻度も多いプレスリリースです。

 

新商品・新サービス開始

一番オーソドックスな、新商品や新サービスの概要や特長を発表。顧客や投資家に向けたもの。

イベント告知

一般向けにイベントを開催するとき、イベントの概要や目的を発表。

キャンペーン告知

一般向けにキャンペーンを実施するとき、キャンペーンの概要や目的を発表。

商品・サービスのリニューアル

既存サービスのリニューアルや機能追加など、ユーザーにとって新規情報となることを発表。

他社とのコラボレーション

他社と共同での商品開発やイベント実施など、コラボレーションの発表。

イメージキャラクター就任

タレントなどをイメージキャラクターとして起用するときに発表。

CM放映・広告展開スタート

自社製品やサービスの新たなCM放映を開始したり、広告を展開したりするときに発表。

イベント事後レポート

一般向けイベントやメディア向けイベントを行ったとき、その内容をレポート形式にして配信。

調査レポート

自社に関連の深い社会事象などについて、調査機関や独自の調査ルートを使って調査を実施し、レポート形式にして配信。

社員や製品の受賞などの功績発表

社員や自社製品が、業務に関連して外部の賞などを受賞したとき、その功績を発表。

 

③危機管理目的のプレスリリース

そして、できれば出さずに済ませたい、危機管理目的のプレスリリース。

1分1秒を争うシチュエーションで書かなければならないことも多く、胃が痛くなりますね。これに関しては広報だけの判断ではなく、経営幹部や法務などの確認も通して出しましょう。

不祥事に関する対応

自社で不祥事を起こしてしまったとき、その謝罪や対応についての発表。謝罪会見と連動することが多い。

誤情報の訂正

報道などにより自社に関する誤情報が出回ってしまっているとき、それを訂正し正しい内容を発表。

報道や社会動向に対する見解発表

メディアによる報道や何らかの社会の動向において、自社が見解を求められる事案が発生しているとき、その内容を発表。

 

まとめ:プレスリリースのネタ探しは日頃から

Press situation 2

以上、プレスリリースの種類20パターンでした。

危機管理のプレスリリースはなるべくなら出したくありませんが、、マーケティング目的のものはアイデア次第でどんどん出せるので、日頃からネタ探しを意識しましょう!

ちなみに、プレスリリースの適切な配信日時や、プレスリリース配信サービスの選び方についても記事を書きました。あわせてご覧ください!

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おわり。

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