海外に持っていくクレジットカードのおすすめを紹介したいと思います。
私はこれまで海外30カ国ほど訪れていて、 旅行関連記事もたくさん書いているのですが、クレジットカードの話はお金に関わることなので少しためらっていました。間違ったことや適当なことは書けないですからね……。
今回は、私が実際に使っているカードのことだけを紹介しようと思います。
海外旅行に行くならクレジットカードはマストアイテム。支払いに使う、海外キャッシングをするという目的はもちろん、旅行保険が付いているものはいざというときにも役立ちます。
クレジットカードを賢く使って、安全な旅をしましょう!
Contents
海外旅行にクレジットカードは必須アイテム
クレジットカードは日本国内だけでも1,000種類以上あると言われています。年齢や求める条件、社会ステータスによっても選ぶものが変わってくるので、迷いますね。
私は以下のふたつのカードをいつも使っています。
どちらも、年会費永年無料で海外旅行保険つき。しかも誰でもつくりやすい。
実は、海外旅行に持っていくクレジットカードなら「エポス+楽天」は最強の組み合わせといわれています。なんのひねりもなく、トップ2を使っているのです笑
無条件に信じてくれる人なら、もうここから先は読まなくていいくらい。厳選10枚徹底比較!とか見なくてOK。
……なのですが、一応、そもそもなんで海外旅行にはクレジットカードがマストアイテムなのか説明していきますね。
海外ではクレジットカード払いが基本
日本は先進国の中でもキャッシュレス化が遅れていますが、海外ではクレジットカード主流。
国にもよりますが、
- 街中の飲食店やカフェでも現金が使えないところがあったり
- Uberなどの配車アプリを使う場合はクレジットカードの登録が必要だし
- セルフレジを導入している店舗ではクレジットカードのほうが便利です
これからキャッシュレス化が進む一方なので、現金しか持っていかないと少し困るかも。
お財布もコンパクトになるので、一石二鳥です。
海外旅行保険付帯のカードはすばらしい
クレジットカードを持っていくもうひとつのメリットは、海外旅行保険です。カードを持っているだけで保険が適用されるなら、持って行かない理由はないですね。
「保険なんてつけなくても大丈夫」と思うかもしれませんが、それはとても危険です。
大事故に遭う確率は低くても、食あたりを起こしたり、 慣れない環境で風邪をひいたりということは十分にありえます。
保険に入っていない状態で海外の病院にかかると、数百万円かかることも普通にあります。死ぬことはめったにないにしても、そうなったら人生めちゃくちゃになるので死も同然。
より強力な保険をかけたい人や、90日を超える長期間の旅に出る人は別ですが、短期の個人旅行ならクレジットカード付帯の保険でも十分だったりします。
現金はキャッシングで引き出しが便利
日本円を持っていって現地で両替するのもありですが、海外キャッシングがおすすめです。
海外キャッシングを使えば、空港屋ショッピングセンター、街中などにある ATM で日本と同じ感覚で現金を引き出せます。
キャッシングは現金を借りることになるので怖いと思う人もいるかもしれませんが、別に怪しいものではありません。むしろ、両替所で変えると手数料が高かったりレートがわるかったりすることもあるので、 場合によってはおトクになります。
両方の選択肢を持っておくためにも、クレジットカードは持っておくといいですよ。
VISAとMasterを最低1枚ずつが理想
クレジットカードには色々な種類があり、VISA、MasterCard、JCB、アメックス、ダイナースが5大国際ブランドです。
なかでも、VISAカードはマストで持っておきましょう。クレジットカードが使えるお店の99%はVISA カードに対応しているからです。
- VISAカード→メイン使用
- Masterカード→サブカード
という分け方で最低2枚、理想は3〜4枚持っておくと安心かも。海外ではクレジットカードが止まることがよくあるんですよね……。普段使わない場所でいきなり高額な取引があると、カード会社が不審に思ってストップをかけるんです。
クレジットカード会社に勤める友人に聞いたところ、不正取引防止のためにけっこう簡単に止めることはあるようです。
万が一止められてしまったとき用に、多めに持っておくべきかと!
①海外旅行者にはエポスカードが素晴らしい
私がメインで使っているのはエポスカードのゴールドカードです。(この画像はノーマルカード)
海外旅行向きのカードとしては一番おすすめ。メリットは以下のとおりです。
◉エポスカードのメリット
- 年会費が永年無料
- 海外旅行保険付き(自動付帯)
- 付帯証明書の発行も簡単
- 日常生活でも特典がたくさん
- 国内19、海外2の空港ラウンジが使える※ゴールドのみ
年会費が永年無料で、海外旅行保険付き
年会費永年無料のカードのなかでは、最高級の海外旅行保険がついているクレジットカードがエポスカード。しかも、自動付帯なのも素晴らしい。
- 自動付帯→持っているだけで保険適用
- 利用付帯→旅行に利用すれば保険適用
利用付帯の場合、航空券やホテルの予約にそのカードを使う必要があるのですが、なんとエポスカードはただ持っていくだけでOK。以下の保険が適用されます。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
※詳細はこちらのページより
※ゴールドカードにすると各種類で額が上がります
また、 先日キューバ旅行に行った際に保険付帯証明書の提出が必要だったのですが、この発行もオンラインで簡単にできました。
エポスカードの保険だけじゃ足りないっていう人もいるけど、死亡保険以外なら他のカードと組み合わせて使うこともできます。
ゴールドカードにすれば空港ラウンジが使える
エポスゴールドカードにすれば、国内の19箇所の主要空港と、ホノルル、仁川の空港で、空港ラウンジが使える! あなたがエポスゴールドを持っていれば、同行者1名までなら無料で使えるところもあります。
空港ラウンジは使ってみると快適すぎて驚きます……!
- 落ち着いた空間でフリードリンクと軽食を食べられる
- 出発までの時間を有効に使える
- 国内出張時にも仕事ができたりして便利
などのメリットがあります。
ちなみにゴールドカードは年会費が5,000円かかるのですが、一度でも年間50万円以上のカード利用があれば、年会費が永年無料になります。50万円くらいならけっこうすぐに使うので、実質無料同然。
すばらしいカードだ。
日常生活でも特典がいっぱい
海外旅行中に限らず、日本でもいろんなお店で割引などの特典があります。たとえばこんな感じ。
- 全国の飲食店で割引や特典
- 遊園地や水族館などの施設で入場料割引
- 人気カラオケチェーンの料金が割引
- 美容院やネイルサロンが特別価格に
他にも色々と特典や割引があるので、公式サイトの特典ページをぜひ見てみてください。
エポスカードは丸井系列のカードなので、マルイでお買い物する人にはかなりお得。しかもよく使う店舗(電力会社や携帯キャリアなどもOK)を3つまで登録でき、そこで使ったぶんはポイント還元率がアップします。毎月支払う料金を登録しておけばポイントがザクザクたまりますね!
ちなみに、エポスカードのポイント還元率は0.5%と特段高くはないのだけど、年間100万円利用するなら実質1.5%になるんですよねー。
1.5%となると高還元率の部類です。このあたりは詳しく書くと長くなるので省きますが、ポイント還元率が一見低く見える問題はゴールドにすることで解決します。
エポスカードのデメリットは?
そんなエポスカードも、万人におすすめできるわけではありません。以下のような特徴もあるので注意。
- 90日までしか保険が効かない(長期滞在には不向き)
- 子どもや家族までは保険適用できない
- 飛行機遅延やロストバゲージには対応していない
- 保険額も有料カードと比べれば低い
「自分だけに適用すればよくて、短期旅行の人」には十分だと思います。
まあでも無料でつくれるんだし、日常の特典とかもあるし、作らない理由はなにもない気がするけど、どうだろう?
②なんだかんだ楽天カードもいい
サブで使っているのが楽天カードです。
楽天カードはダサいとかステータスが低いとか言われがちですが、なんだかんだ日本人なら楽天様のお世話になるべきかもですね。
結局とても良いことに気づいたので、2枚目として作りました。
◉楽天カードのメリット
- 年会費が永年無料
- 海外旅行保険付き(利用付帯)
- なんだかんだ手堅くてセキュリティ面も安心
- ポイントがザクザク貯まる
- 楽天系のポイントはいろいろと使える
年会費永年無料、海外旅行保険付き
楽天カードも海外旅行保険が付いています。
ただしエポスカードと違って、楽天カードの場合は利用付帯。つまり、航空券やホテルなどの支払いを楽天カードでしておいた場合に、保険が適用されるタイプです。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 200万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 200万円(年間限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(年間限度額) |
※詳細はこちらのページより
※楽天プレミアムカードにすると各種類で額が上がります
エポスカードと併用することもできるので、両方のカードを合わせると疾病保障はなんと470万円。
あくまで個人の意見ですが、これだけあればさすがに旅行中の病気には充分対応できるじゃないですかね?
無料で誰でも作れるカードにこれだけの保険が付いていれば、文句ないと思います!
日本では楽天がやっぱり強いし手堅い
やっぱり楽天カードは強いです。
楽天ポイントってけっこういろいろと使えるんですよ。普段はAmazon派ですが、 Amazonにないものが楽天で売っていたりするので、楽天で買い物する機会はあるし。
- 楽天モバイルを使っていれば携帯料金もおトクになる
- 楽天Edyにチャージして電子マネーとして利用もできる
など、ポイントの使いみちはいろいろです。
しかも、ポイントめっちゃ貯まります。還元率は1%。あまり細かく気にしない人なんですが、キャンペーンなどをよくやっているのか、普通に使っているだけで気づいたら1万円ぐらい溜まっていたりするのでなかなか嬉しい。
もちろん海外で使っても同じように貯まります。しっかり管理している人なら、もっとお得に使いこなせるんじゃないでしょうか?
楽天カードのデメリットは?
楽天カードのデメリットは、エポスカードとほとんど同じですが、あえて追加するならまあ世の中では「ダサい」と評判だったりします。
クレジットカードにステータスを求める人もいるので、そこは割り切りが必要ですね。私はあまり気にしていません。
あと、メールがめっちゃくるようになるのが避けられぬ……。キャンペーンメールとか、リボ払いの勧誘とか。クレジットカードを使うごとに1回1回メールが来るのはさすがにビックリしました。
でもまあこれは解除できるので許容範囲です。来るたびに解除するのがまるでモグラたたきですが、頑張りましょう。
エポスカードと楽天カードの2枚を持っていれば完璧
クレジットカードについて調べていると情報がたくさんありすぎるし、海外旅行は色々と不安がつきものなので、どれを持っていけばいいか迷うと思います。
でも、だからこそ、「みんな持っているものが安心で一番いい」という考え方で私はいいと思いますよ。 エポスと楽天は持っている人も多いですし、間違いなく優良なので。
情報収集めっっちゃしてる時間のほうが無駄ですよね。そんな暇があったら、楽しく旅行の計画を立てる時間に充てましょう。
楽しく安全な旅行になるといいですね!
おわり。