横浜がロケ地のドラマが多いのはなぜ?制作側のリアルな事情

最近のテレビドラマ、妙に横浜がロケ地のものが多いと思いませんか?

みなとみらいでのデートシーンとか、観覧車のカウントダウンと何かを重ねるシーンとか、あれもこれも横浜……。

以前、ドラマや映画のロケ地コーディネートに関わっていた時期があり、撮影スタッフがどういうふうにロケ地を選んでいるかには詳しいです。実は制作サイドの事情が関係しているんですよね。

神奈川県民として、横浜がロケ地のドラマまとめとその背景について書きます。

横浜がロケ地のドラマはこんなにある!

Yokohama location 3

横浜がロケ地のドラマが増えているのは、実はここ数年のことなんです。

2016年からどんどん増えていて、今では1クールにひとつは「全編横浜」のドラマがあるくらい。東京のふりをして実は撮影地は横浜だった、というパターンもあります。(県民なのでなんとなくわかる)

最近のドラマで思いつくだけで、あえて「横浜を舞台に」撮っているものはこんなに!

  • 『世界一難しい恋』(2016年春)
  • 『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年秋)
  • 『THE LAST COP/ラストコップ』(2016年秋)
  • 『レンタル救世主』(2016年秋)
  • 『あなたのことはそれほど』(2017年春)
  • 『愛してたって、秘密はある。』(2017年夏)
  • 『奥様は、取り扱い注意』(2017年秋)
  • 『今からあなたを脅迫します』(2017年秋)
  • 『anone』(2018年冬)
  • 『正義のセ』(2018年春)

2016年秋ドラマとして大ヒットを記録した『逃げ恥』では、横浜らしさが全開に出ていました!

ロケ地大賞候補にもなったくらいなんですよー(コウノドリ綾瀬市に負けてしまったけど)。

 

個人的に見ていた『愛してたって、秘密はある。』(2017年夏)では、横浜のデートシーンがたくさん出てきていました!恋愛ドラマはロケ地巡りが捗るみたいです。

『奥様は、取り扱い注意』(2017年秋)では、横浜港南区の閑静な住宅街を舞台に人間ドラマが描かれていたし、

『今からあなたを脅迫します』(2017年秋)も、舞台はぜんぶ横浜!

 

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などなど、他にもたくさん。

東京が舞台と見せかけて実は横浜で撮影している……というパターンだと、『東京タラレバ娘』『アンナチュラル』『おっさんずラブ』などにも横浜シーンがありました。

ちなみに、横浜駅徒歩5分のところにあるハワイアン×イタリアンレストラン Ginger’s Beach は、『逃げ恥』でも『東京タラレバ娘』でも登場した常連ロケ地です。オーナーが撮影に寛容で慣れていると、よく使われる傾向があります。

職業柄ロケ地を気にして見てしまうんですよね(『東京タラレバ娘』はほとんどが表参道なので、知っている風景ばかりで面白かった)

ロケ地を巡る「聖地巡礼」も

ドラマや映画のロケ地を巡ることを「聖地巡礼」といって、若者たちの楽しみのひとつだったりします。実はこれ、アニメオタクが始めたもので、1990年代前半くらいが起源だそうです。

飲食店PRをしていた立場からすると、ドラマや映画に少しでも使われることでお客さんが増えることもあるので、うまく使うとメリットがたくさんあります。

横浜は、東京から日帰りで行けるけど意外と行ったことがない場所もたくさんある街だと思います。これを機に「聖地巡礼」してみましょう。

東京ではなく横浜でドラマロケをするメリット

Yokohama location 2

東京でロケをするより、ちょっと移動時間をかけてでも横浜でロケをしたほうイイコトがたくさんあります。こちらの記事でも最近ロケ地が横浜に集中している理由を分析していました。

» 逃げ恥・ラストコップ・救世主…秋ドラマの舞台が横浜に集中する理由は?

華やかでおしゃれな画が撮れる

横浜の街は華やかです。

中華街、山下公園、よこはまコスモワールド、八景島シーパラダイスなどなど。デートっぽい場所もたくさんありつつ、ちゃんとオフィスビルもあって都会感や夜景も撮れる。

そして街がコンパクト。こんな画的においしいロケ地はなかなかないです。

抜けに人が映り込まないロケ地が多い

「抜け」というのテレビ用語で「撮影背景」のことですが、人が写り込まない広く開放的な場所が多いので、アングルを決めるうえで便利なのです。

東京都内だと、どこをどう切り取っても人が映ってしまう……という感じですが、横浜なら誰も人が通らないスポットがけっこうあります。

数時間ほど場所を占領して撮れたほうがラクというのもあり、ほどよい人口密度は嬉しいんです。

撮影許可を取るのが比較的ラク

東京都内だと、お店が混雑していたりして撮影許可をしたくてもできないお店が多いです。

それに比べて横浜なら比較的ゆとりがあり、東京ほど殺伐としていないしハードルとなるものも少ないです。都内に比べるとロケーション手配がラクなことは、横浜が選ばれる大きな理由のひとつ。

ロケ車が横付けできる広い通りが多い

東京だとロケ車をどこに停めるかで苦労しますね。

演者さんたちを歩かせたり寒い屋外に放置したりするわけにもいかないので、撮影場所の近くに横付けしておけると助かります。横浜は広い通りが多いので、その点でも撮影しやすい!

横浜市が協力的でコーディネートしやすい

実は、ロケコーディネートがしやすいのは、横浜市の協力体制もあるんです。

このあと詳しく書きますが、横浜の観光地化施策の一環として、積極的にロケ地として使ってもらおうという動きがあります。撮影申請などに自治体が協力的だと、とてもやりやすいですね!

横浜フィルムコミッションとは

Yokohama location 5

横浜でのロケがしやすい大きな理由として、「横浜フィルム・コミッション」の存在があります。

●横浜フィルムコミッションとは?
映画やドラマなどの映像作品の製作支援を目的とする団体、「特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッション。2009年に、日本の撮影環境をもっと発展させていこうということで設立された。
その横浜支部のようなかたちで、市文化観光局が管轄する「横浜フィルムコミッション」という団体がある。横浜市内での撮影コーディネートに協力している。

そもそも「フィルムコミッション」というのは、映画・テレビ・CM等のロケ撮影のときに、ロケ場所の紹介→許可→申請手続き・調整といった一連の支援を行ってくれる組織です。各自治体ごとにいろんなものがあったりします。

横浜市はとても協力的で、許可が難しそうな場合は市から話をつけてくれたり、同行して説得してくれたりという活動をしています。これがあるので、制作サイドも「横浜なら安心」というのがあるんです。

さすが横浜!いい活動してますねー。

まとめ:ロケ地巡りに、横浜へぜひお越しください

Yokohama location 4

横浜がドラマロケ地として重宝されている事情がわかったでしょうか?

私は神奈川県出身なので、こうやって横浜がどんどん露出してくれることは素晴らしいなーと思っています。横浜だけじゃなく、神奈川にはビーチから温泉街までなんでも揃っているので、もっと盛り上がってほしいですね。

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おわり。

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