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一人暮らしよりシェアハウスが合理的。ミレニアル流、所有しない生き方

一人暮らしか、シェアハウス暮らしか――。

20〜30代の単身者なら、少しは考えたことがあるかと思います。

「知らない人とシェアハウスなんて絶対むり!」と考える人も多いですが、私は一人暮らしも経験したうえで、もうシェアハウス(正確にいうと、シェアハウスでなくても「何かしらシェアの要素がある家」)にしか住めないなーと思っています。

最近は新しいシェア型住宅がたくさん出てきていて、典型的なイメージのシェエアハウスばかりではありません。「所有しない」という意味で、いろんな生き方を見てみるべき!という話です。

アパートで一人暮らしか、シェアハウスか。

Livingalone or sharehouse 1
  1. アパートやマンションで一人暮らし
  2. 一軒家や広いマンションでシェアハウス

最近はこの中間のような住み方もあるのですが、初めて実家を出て都会に住もうとしている人は、このどちらかのイメージがあるかもしれません。

そして、この2つの選択は基本、「金銭面」と「コミュニケーション面」で比較されています。

安い・出会える・孤独じゃない

これがシェアハウスの3大売り文句ですね。

私はシェアハウスをおすすめしておきながら、こんなのはどうでもいいと思っています。経済的に一人暮らしができないほど困窮しているわけじゃないし、ワイワイ楽しい!みたいな交流はどちらかというと苦手だけど、それでもシェアハウスがいいのはなぜか?

私がシェアハウスを選ぶ理由は、モノを持ちたくないからです。

所有はコストという考え方

Livingalone or sharehouse 2

最近はシェアリングサービスが流行っていて、なんでも買わなくてもシェアでまかなえる時代になってきました。

車も持たずにカーシェア、服もサブスクリプション型のレンタル。家具家電のレンタルサービスも出てきています。もちろん、家もシェアハウスに限らず、Airbnbのような民泊や、定額で全国どこにでも住める!といったサービスも生まれています。

先日、東洋経済にこんな記事が出ていました。

» モノの所有が段々「時代遅れ」になっていく理由|「共有」「シェア」「つながり」が新たな価値だ

「今すぐ海外に住みたいのに決められない……」
「今すぐ会社を辞めたいのに、辞められない……」

今の生活を維持するために所有してきたモノは、今の生活を変えたいときには心理的・物理的ハードルになってしまうのです。

しかし、生活においてあらゆるモノを共有すれば、好きな時間に好きな場所で好きなだけ利用したり、一時所有したりすることができる。毎日の生活をシェアに変えることで、モノを所有することでの不自由さや、自分を制約しているものから解放され、もっと自由に、新たな豊かさを得ることができるのです。

(上記記事より引用)

本当にこのとおりだなと思う、、私の価値観はほぼこれです。

独占しても何もいいことはなく、シェアしたほうがむしろ多少のつながりが生まれて資産となります。シェアメイトとベタベタ仲良くなんてしなくても、ゆるくつながっていていざというときは助けあえるくらいの関係性がちょうどいいんだと思います。

シェアハウスに住むのはかなりコミュニケーション能力が高い人だけだと思うかもしれませんが、最近はほどよい距離感のシェア型住居もあります。

付かず離れず、困ったときはお互いさまくらいの関係性が健全なのかもしれませんね。

SHARE LIFE」という本にもこの記事のようなことが深く書いてあります。これからの時代はつながりも資産のうちです。

 

 

シェアで暮らせば、それだけで自由に生きられる

Livingalone or sharehouse 3

私の知っている人にはこんな人もいます。

  • 実家に最低限の荷物だけ置いて、世界中を点々としている
  • 引っ越そうと思ったらすぐに手配し、1日で荷造りが完了する
  • バックパックひとつでどこでも生きていける

モノをたくさん持っていると、動くのが億劫になってしまいますね。

物理的な移動や引っ越しの話だけではありません。たとえば友達や彼氏とちょっと旅行に行くにしても、ふだんから多くのモノに囲まれて暮らしていると、1泊するだけでも一大事になってしまいます。普段と違う環境がストレスになる……という状態は、けっこう不自由だと思います。

柔軟に環境に適応して楽しむためには、モノなんて最初から持っていないほうがいい。自分の家以外のところで不便さを感じてしまうと、人生苦しいと思います。

自由に生きるためにも、モノは少なく。

その意味で、家そのものや家具家電の所有はもはやコスパがわるい。ミニマリストまでは行かずとも、自分に本当に必要”ときめく”ものは見極めるべきだと思います。

こんまりさんもそう言っていますね。

 

自立=一人暮らし。広告戦略に踊らされるな

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日本では、

「親から自立して暮らしていくために、まずは一人暮らしをしなければはじまらない」

という考え方がありますが、こんなの商売のために決まっています。

人間はかわいそうなことに、「恥ずかしい」という気持ちで行動します。他人からどう見られるかが意思決定の動機になるのです。それをうまく使って「一人暮らししなきゃ」という感情に誘導できれば、不動産も、家具家電も、その他諸々のサービスも、いろいろな業界が儲かります。

煽り戦略に惑わされないようにしましょう。

実家が東京にある人に話を聞いているとよく思いますが、今の実家での暮らしが合理的ならむりして一人暮らしをすることもないかなと。(親に迷惑をかけているなら別ですが)

「一人で暮らす」というのは本当に非合理的で、動物の本能的にも合っていません。一人で暮らしている動物なんて地球上探しても人間くらいですからね。

 

「一人暮らしvsシェアハウス」の比較がもう時代遅れかも?

これから上京する人などは、

「一人暮らししなきゃ。でも家賃が高すぎる、、シェアハウスもありなのかな?」

と悩んでいるかもしれませんが、私の周りでは「完全一人暮らし」を選んでいる人はけっこう減ってきている感覚があります。最近はいろんな居住形態があるし、「一人暮らしか、シェアハウスか」という比較がすでに過去のものになりつつある感じ。

友人とシェアなどもいいと思いますが、すぐに見つからなければ手っ取り早くシェアハウスサイトで探すのも手です。最近のシェアハウスは貧乏な感じじゃなく、ふつうに素晴らしい設備が使えるので快適。

シェアライフを試してみて、自由な生き方を手に入れましょう〜。

おわり。

 

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