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リモートワーク、どこでする?「働く場所」はどう選べばいいのか考えてみる

世界的な流れとして「リモートワーク」が流行っています。

でも、それまでオフィスで働いていたのに突然「リモートワークしていいよ」と言われても、困ってしまいますよね。

毎日の作業をどこでする?という直近の問題もあれば、オフィスに行く日が少なくなるなら少し郊外に引っ越してみる?という選択もあります。まったく出社の必要がないなら移住する?ということも考えられます。

日々の場所からもっと大きな意味でのエリアまで、これからの「リモートワーカーの働く場所」について考えてみます。

リモートワーク、どこでする問題

Remote place 2東京カフェ

リモートワークとは、特定の場所に集まることなく、テクノロジーを使って遠隔で仕事をすること。日本政府は「テレワーク」という言葉を使って推進しており、どちらも意味は同じです。

私は国内・海外ともに、雇用形態もいろいろ、条件もいろいろ、場所もいろいろでリモートワークをしてきました。いろいろ経験して最終的に思うのは「オフィスって最高」ということ。意外に場所って困るんです。。

場所の問題にも触れたリモートワークのメリット・デメリットはこちらの記事でまとめました(海外の話がメインですが)。あわせてご覧ください。

旅して移住して感じる、海外リモートワークのメリットとデメリット「海外を旅しながら働きたい」 「どこでも仕事ができるのが羨ましい」 こう思う人は多く、年々増えているような気がします。私は海外からリ...

シェアオフィス、カフェ、自宅。ほとんどはこの3択

Remote place 5シェアオフィス

リモートワークをする場所は、結局この3箇所くらいに絞られます。

シェアオフィス

フリーランスなどが使いやすい、会員になって入居するタイプのシェアオフィス。コワーキングスペース、コワーキングオフィスとも呼ばれますが、ほぼ同じ意味です。

最近は、会社員でもシェアオフィスを契約する人が増えているらしいです。リモートワークが許可されているなら、会社のオフィスと自宅の近所のオフィス、などで使い分けるのもありですよね。

●メリット
仕事をするための快適な空間が整っている

●デメリット
お金がかかる、雰囲気が合わないとつらい

カフェ

リモートワークといったらカフェでMacをカタカタ……みたいなイメージがある人も多いかもしれません。

カフェは気軽に誰でも入れるし、電源・Wi-Fiなどの設備が整っているところもあります。気分転換にカフェに行ってみる、という人も多いですね。

●メリット
どこにでもあり、自分にあった場所を見つけやすい

●デメリット
うるさいと集中できない、Wi-Fiなど環境が読みづらい

自宅

在宅リモートワークが、一番はじめやすい方法です。自宅なら勝手もわかるし、何かに困ったときに対応しやすいと思います。

子どもの面倒を見ながら、体調があまりよくないときに、など状況に合わせやすいのも在宅ワークならでは。

●メリット
一番なじみのある空間、出かける必要なし

●デメリット
人によっては集中できないことも

職住一体、ワーキングスペース付きの家という選択も

Remote place 4コワーキングスペース

リモートワークが一時的なものではなく、普段からできる状況になりそうなら、住む場所をそれにあわせてみるのもおすすめです。

単身者でないと厳しいかもしれませんが、最近は大型シェアハウスのような形態で共有のワークスペースがついている、「コリビング形式」の家も増えています。

私も以前ソーシャルアパートメントに住んでいたことがありますが、1Fに大きなラウンジと、小さめのワーキングルームがありました。自室とあわせて3箇所ほどのバリエーションが持てたので、メリハリがついてよかったです。

狭い自室だけで在宅ワークしていても気が滅入るので、こういうのもおすすめです。

▼ソーシャルアパートメント関連記事はこちら
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海外リモートワークデビューなら東南アジアがおすすめ

Remote place 3東南アジア

ちょっと飛んで、もう少し大きな話。

日々の「働く場所」というよりもエリアレベルで考えている人は、リモートワークをきっかけに住まいを移してみるのもいいかも。ちょっとだけ旅行として行く「ワーケーション(ワーク+バケーション)」のようなことをしてみてもいいですね。

経験上、リモートワークに適した海外の街の条件ってこんな感じだと思います。

  • 物価・家賃が安い
  • それなりに先進国
  • カフェやWi-Fiが多い
  • ごはんが美味しい
  • 過ごしやすい気候
  • 時差がそこまでない

これらを満たし、初心者におすすめなのは、ベタですが「東南アジア」です。タイのバンコクやチェンマイ、マレーシアのクアラルンプール、台湾などもいいかも。

このあたりはもうすっかり都会だし、日本人の口にあう食事も多いです。日本以上におしゃれなノマドワーク向きカフェがあって、時差も2〜3時間なので無理なくできます。

リモートワークを極めて海外移住などを検討している人は、お試しでやってみやすいと思います。

場所に縛られなくなって、逆に場所に困らないように

Remote place 1海外カフェ

私はリモートワークスタイルになって3年くらいやっていますが、結局しばらく経つと、「オフィス」という空間の素晴らしさに気づきます。

オフィスは、働くために最適化された空間です。何にも代えがたいオフィスのよさって、やっぱりあります。

そう思って今は家の近くにシェアオフィスを借りています。でも、カフェにも行くし自宅で作業することもあります。場所に縛られないので、場所には困らないようにして、場所選びすらもうまく利用して仕事に還元していけるといいですよね。

いろんなところで仕事をしてみて、自分にあったスタイルを見つけてみてください。

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おわり。

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